藤田重信さんは“書体デザイン”を考える時、何か特別な事があるのでしょうか?

藤田重信さんの“書体デザイン”の手順とは?基本は“本蘭明朝”

では、藤田重信さんの“書体デザイン”の手順を見てみましょう。

基本的、紙に下書きをしてから、墨入れをする。

その後、文字の形をホワイトで修正して理想の文字へ仕上げていくのだそう。

藤田重信さんの“書体デザイン”の手順を見る限り、これと言った特別な事がある

感じはしませんよね。

 

その他、何かあるのか調べて行くと、藤田重信さんが“書体デザイン”を考える際、

常に“基本”となっている“書体”があるようなのです。

それが“石井明朝体”(いしいみんちょうたい)

ですが、「株式会社写研」に入社した頃に心惹かれたのが下記の「本蘭書体」

本蘭

出典:http://togetter.com

その後、常に“書体デザイン”を生み出す際に念頭にあるのが

「石井明朝体」なのだそうです。

●“石井明朝体”とは?

石井明朝

 

引用:http://www.slideshare.net

上記のような説明を見つけました。

左の“縦書き”の部分が“石井明朝体”の例です。右の“横書き”の部分が“石井明朝体”の

説明文です。

この“石井明朝体”生み出したのは「株式会社写研」の創業者石井茂吉さん。

初めてこの書体を目にした藤田重信さんはモダンであたらしい書体にゾクゾクとし

たのだそう。

この“石井明朝体”、このように説明されると「なるほど、そうなんだ!」と思います

けれど、他の書体が出て来ると「ん??」っとなって、どこが違うのかわからなく

なるんでしょうね(苦笑)

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藤田重信さんがこの“石井明朝体”に魅せられる理由にその書体の特徴が顕著に現れ

ている「そ」「み」の美しい曲線に魅せられたそうです。

文字説明

出典:http://togetter.com

藤田重信さんが“目指す書体”の原点はすべてこの“石井明朝体”のあるそうです。

そんな藤田重信さんが取り組んだのが

“筑紫文字”(つくしもじ)

筑紫文字

出典:https://ja.wikipedia.org

●“筑紫文字”とは?

福岡県うきは市にある「重定古墳」の石室に記された“神代文字”、“重定石窟古字”と

もいうのだそうです。

また上の画像は“重定古墳”に描かれた壁画の図です。

この図(?)「つくし」に似ているような似てないような・・・

だから「つくし文字」?そのまんまですね・・・

でも、これが藤田重信さんの「筑紫書体」とどのような関係があるのでしょうか?

調べてもそこの所が出て来ません。

単に「筑紫」繫がりなだけでしょうか?

ちなみに藤田重信さんが生み出した「筑紫書体」の「筑紫」は、出身地である福岡

県の“筑紫野市”からとったとか。この書体を発表するまでに5年もの歳月を費やした

そうです。

もしかすると“筑紫書体”についての詳しい事は今回の【プロフェッショナル】で紹介

されるかも知れませんね。

では、藤田重信さんが作り出した“筑紫書体”の例をご覧下さい☆

筑紫文字画像

出典:http://yuzuya.style.coocan.jp

さて、みなさん、どうですか?他の書体との違いがわかるでしょうか?

あらゆる場面での使用を可能にしたデザインになっているそう。

「書く」という手の本来の運動(動き)を文字そのものに素直に表現させている書体。

この書体を生み出した根底には「文章の意味を鮮やかに浮き彫り化する」という表

現の源があるそうです。

やはり、PC等よる機械的な文字が反乱するこの世の中、原点は“手書き”のような温

もりのある書体という事なのでしょうか?

〜まとめ〜新たな挑戦へ!!

今回“筑紫書体”がとても話題となっていますが、今現在は150年前に福沢諭吉さん

によって刊行された書の手習い本にあった「ふ」という文字。

この「ふ」を原型に新しい明朝体の開発に取りかかったそうです。

藤田重信

出典:http://www.digitalstage.jp

どんな独創的な書体が仕上がるのか楽しみですね☆