出典:日テレNEWS
2023年8月8日に起きたハワイ・マウイ島ラハイナの山火事。
火に焼け尽くされ、荒廃と化した土地に言葉を失います。
死者も徐々に増えていき、1,000人を超える消息不明の人達の捜索は難航。
海には死体が打ち上げられ、陸では焼かれてしまった遺体のDNA鑑定が進められています。
今回の火災により死者は過去100年で最悪という報道も。
そして今回の火災の引き合いに出されているのが...
・1918年 中西部ミネソタ州の山火事
・2018年 西部カリフォルニア州の山火事
この2つの山火事。
これらの山火事はどのようなものだったのでしょうか?
今回はこのうちの一つ、1918年の中西部ミネソタ州の山火事について調べてみました。
1918年 ミネソタ州の火災はいつで場所はどこ?
1918年に起きた“ミネソタ州の山火事”が起きた日時や場所を見ていきます。
基本データ・発生日時 1918年10月12日
・場所 ミネソタ州クロケット
火災のあった場所は農村ということで、植物が多いことで、一旦火災が起こると延焼が早かったのかもしれません。
次に場所を地図で確認です。
地図で確認すると、上の部分赤い点線の枠内。
尚、“クロケット”ではなく、“クロケー”という名前で検索されました。
どのような街並みなのか紹介したかったのですが、詳細のわかる画像がなくて残念です。
1918年 ミネソタ州の火災の死者数に驚愕!
ミネソタ州の火災の死者数は、今回のラハイナ火災で報道のように上回っていたと言います。
その死者数は...
※死者数 453人
(※死者数は559人という報告もあります)
このように今現在の死者数を大きく上回っています。
しかしながら、今後のマウイ島ラハイナの火災で亡くなった方の人数は今尚続く調査によってミネソタ州の火災のこの死者数を上回るかもしれません。
1918年 ミネソタ州の火災の原因は何で自然災害?それとも人災か?
山火事となるといつも話題に上がるのが、“自然災害”なのか“人災“なのかという点。
では、原因は何だったのか?
報道によると...
干ばつと熱波によって引き起こされ、多くの農村地域を燃やし、数千棟の家屋を破壊した
このように火災の原因は”自然災害”だったとされています。
多くの人命が奪われたミネソタ州の火災は、アメリカ国内では詳細が報道されていると思いますが、他国にはあまり情報が入ってきていないようです。
内容を読む限り火災の原因は、“熱波による自然発火”ということ。
またこの時期には、40年から80年おきに噴火している“カトラ火山”が噴火しています。
“Wikipedia“に以下のような説明がありました。
カトラ火山はアイスランドでもっとも危険といわれる火山の一つである。氷河の下にあるために噴火すると付近は大規模な洪水となる。火口の大きさは直径10キロメートル。
40-80年おきに噴火しており、最後の大規模噴火は1918年に起こった。幅10kmの噴火で、溶け出した氷河の水が毎分1800万t(ナイル+ミシシッピの平均水量の10倍)でふもとをおそった被害が特筆される。その後、1955年に小規模な噴火の兆候があり、最近は2011年にも小規模な噴火があった。
引用:Wikipedia
1918年のいつに噴火したか不明でしたが、これは偶然だったのでしょうか。
この時の噴火は24日間続いたそうです。
驚愕!1918年ミネソタ州の火災はマウイ島ラハイナの死者を上回る!場所はどこで原因は何?のまとめ
出典元:日テレNEWS
改めてマウイ島ラハイナの火災の跡を見ると、この状態で生存者がいるということが奇跡に近いといっていいのではないでしょうか。
今回の火事を引き起こした火元が送電線からの出火という見解が出ています。
そうなった原因がこの時に発生していたハリケーンの強風によって電柱が倒れたことによる発火と一部から声が上がっていました。
いずれにせよ、1918年ミネソタ州の火災や今回の火災に異常気象が関わっていると言っても過言ではないと言えるでしょう。
世界に広がる異常気象を少しでも食い止めることができるよう、私たち一人一人が真剣に考えなければならないのではないでしょうか。