みなさんは毎年、健康診断を受診しているでしょうか?
今回『ザ!世界仰天ニュース』は、アレルギーにスポットを当てています。
その中で、健康診断を受けてアナフィラキシーショック になったという内容を取り上げるようです。
健康診断でまさかそんな命にカカk割ることに遭遇するなんて思いませんよね。
健康診断を受けてアナフィラキシーショックを発症した原因や検査はなんなのでしょう。
気になる目次を見る!
健康診断でアナフィラキシーショックの放送内容
『ザ!世界仰天ニュース』の放送内容について。
健康診断でまさかのアレルギー
毎年必ず受けているという健康診断でとんでもない体験をした女性がいる。この日女性は健診を終え、自宅に帰るとある異変に気づく... 腕がかゆく、発疹が出ていた。そこで自宅にあった薬を塗り、これで治るだろうと思っていたが、その後意識を失い、痙攣。すぐに救急搬送された。医師は症状からみて、アナフィラキシーショックを起こしていると判断。その後の処置で症状は落ち着き、原因を特定するため様々な検査が行われた。そして判明した原因はまさかのアレだった!
出典:ザ!世界仰天ニュース公式サイト
健康診断は、安全なものであるという認識しかありませんよね。
なのに、アナフィラキシーショックを起こす場合があるなんて、本当に怖い話です。
健康診断でアナフィラキシーショックはバリウム検査で?
番組の公式サイトの放送内容にある画像を見て、ピンときました。
健康診断でアナフィラキシーショックは
“胃X線検査のバリウムじゃないか?”
と。
そして調べると
胃X線検査時にアナフィラキシーショックを来し,その原因がバリウム製剤の添加物によるものと判断された1症例を報告した.症例は50才,男子で,昭和55年10月胃集団検診でX線検査を受けた.その際,約1時間後,全身に膨疹が出現,引き続きショック状態となつて緊急入院し,数日後には軽快退院した.その後胃の精密検査を指示されたため,当科で再検査を実施したところ,約10分後に前回と同様の膨疹が現われ再びショック状態となつた.このような2回のエピソードは,いずれも胃X線検査に引き続き発現しているため,バリウム製剤または発泡剤によるアナフィラキシーショックを疑い,バリウム製剤に含まれる8成分,および発泡剤に含まれる3成分のパッチテストを施行した.その結果,バリウム製剤に含まれるトラガント,アルギン酸ナトリウムおよびデヒドロ酢酸のみが強陽性を示した.したがつて,このようなパッチテストの成績および2回にわたるショック症状の発現,臨床経過から,本例はバリウム製剤の添加物が原因となつたアナフィラキシーショックと判断された.著者らの調べたところでは,現在一般に使用されているバリウム製剤でのこのような事故の報告はみあたらず,極めて希な例と考えられる.
出典:https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika1913/72/7/72_7_921/_article/-char/ja/
という内容を発見。
そして胃X線検査後にアナフィラキシーショックあるいは、アレルギー反応の原因についての質問の回答に
“バリウムじゃないでしょうか。
金属アレルギーはありますか?
金属アレルギーの人はバリウム飲むとアレルギー出ますよ(そういう人が多い)”
という回答もありました。
アナフィラキシーショックの症状とは?
最近よく耳にするアナフィラキシーショックですが、実際に発症した場合、どのよな症状が出るのでしょうか。
その症状は・・・
吐き気や血圧の低下を引き起こし、死に至る場合もある
ということです。
アレルギーを発症する多くの人は、まず蕁麻疹が現れ、体が痒くなる症状が出るようです。
症状の進行は早く、一刻も早い治療が求められます。
バリウムでアナフィラキシーショックを発症し、死亡のニュースが過去にあった
さらに調べると、過去に胃X線検査で死亡のニュースが。
その時の報道がこちら。
バリウムによるアナフィラキシーショック(アレルギー症状の一種)も去年だけで3人、3年前には滋賀県の胃がん検診で50代女性が死亡している。
出典:livedoorニュース
この報道は2015年の週刊ポストの内容をlivedoorニュースで紹介していたものです。
検診を行なった財団が隠避?
この出来事は2012年、滋賀県東近江で50代の女性が胃X検査を受けた時に起きました。
この女性は、検診の途中で気分が悪いと申告。
その後ソファーに持たれるように俯いた姿勢で放置。
この姿勢が気道を圧迫し、心肺停止になった可能性があるとしました。
さらに、この後に女性が痙攣を起こした際には、血圧を測るのみで人工呼吸などの救命措置をしなかったと言います。
適切に措置が行われていれば、助かったかも知れない命。
この事実をある人物が隠蔽したという報道が。
そして、この女性が死亡したのは
女性が以前のバリウム検査で気分が悪くなったことを申告しなかった
さらにこの女性がアナフィラキシーショック死したことについて、
自己責任である
としました。
ということは、アレルギーについて女性は申告していなかった、ということでしょうか?
女性は亡くなる3年前にもバリウムを飲み、異常を訴えていた
この亡くなった50代の女性は、3年前にもバリウムを飲み、異常を訴えていました。
その時に検査を担当した放射線技師が状況を告白。
「X線撮影で8枚中の5枚目を撮り終わった時点で、突然に苦しみ出したんです。『本当に苦しいのでやめてほしい』と。撮影は中止、女性には待合室に移動してもらい、横になって休んでもらいました。それから東近江市の保健師さんを呼びました」
引用:週刊ポスト2015年11月13日号
この適切な放射線技師の対応により、この時この女性は、大事に至らず、命を取り留めました。
そして、この放射線技師は、保健師に
「無理にバリウムの検診を受けなくても、胃カメラや血液検査(リスク検診)もあるので、自分の身体にあった検査でやったほうがいい」
引用:週刊ポスト2015年11月13日号
と伝えたと言います。
となると、保健師は女性にこの事を伝えていなかったということになるのでしょうか?
もし、この時に保健師がこのことを女性に伝えていたとするなら、命を落としてしまった検診の際、前もって過去に異常があったことを申告できていたことでしょう。
このことに対し、関係者は、
「当時の技師が保健師に伝えたという事実は把握しておりません」
引用:週刊ポスト2015年11月13日号
と回答したそうです。
放射線技師が保健師に伝えた内容が本当だとすば、保健師が女性にそのことを伝えていれば、女性は命を落とすことはなかったのかもしれません。
まとめ
実は、私自身、バリウムを飲もうとして窒息しかけたことがあります。
何かがおかしい・・・と思いました。
その時ふと思い出したのですが
“バリウムの成分に金属製のものがある”
ということを。
実は、私は軽度の金属アレルギーだったんです。
そのことで、アレルギー反応が出たのでは?と。
私の場合、アレルギー検査を受けたことがないので、検査前の問診でアレルギーについては無いという回答をしています。
異常があってから、バリウムを飲むことはなかったのですが、今回の番組の番宣がきっかけで、胃X線検査のバリウムが金属アレルギーを持っている人の受診は避けるべきだということを知りました。
健康のために受けた健康診断の検査にまさか命に関わるアナフィラキシーショックを起こす検査があったなんて。
今思うととても恐ろしいです。
今回の『ザ!世界仰天ニュース』でもこの検査のことを取り上げるのでしょうか。
みなさんも健康診断を受ける際、少しでも気になることがあれば、事前に伝える、問診票に書くなどするように心がけてくださいね。
健康のために受けた健康診断で命を落としては元も子もないですから。
では今回はこの辺で。
みなさん本日もご訪問いただきまして
ありがとうございました。
またのご訪問をお待ちしております。