出典:YouTube
2019年2月4日放送の『世界まる見え!テレビ特捜部』ではハワイで大暴れした象を取り上げる。
ハワイで象が大暴れで、世界に衝撃を与えたもが過去にあった。
それは、サーカスから逃げ出した象。
番組ではこの事件を取り上げるのであろう。
その時の事件について迫りたいと思う。
ハワイで象が大暴れのニュースの内容
ハワイで象が大暴れのニュースの内容がこちら。
20年以上前にハワイ・ホノルルのニール・ブレイスデル・センターで起きた悲劇は、非常に有名です。タイク(Tyke)という名のメスの象が公演中に調教師を殺し、通りに逃げ、100発近い銃弾によって殺されました。
賢く意志の強いタイクを暴力を用いて調教し、2度の脱走を経験していたにもかかわらず、忠告を無視して巡業に使った結果、起きた悲劇でした。
事件は1994年、ハワイのホノルル、ニール・ブレイスデル・センターで起きた。
サーカスからタイクというメスの象が、逃げ出した。
タイクはショーのクライマックスに調教師と登場。
次の瞬間、調教師を踏み殺したのだ。
その状況にパニックになったタイクはサーカスから逃げ出した。
市民を守るために、大勢の警察官が阻止に向かった。
しかし、興奮状態のタイクは大人しくなる気配は全くなかった。
そして、警察は最終手段に出る。
タイクに目掛け、無数の銃弾を浴びせたのだ。
タイクは息絶えた。
血まみれになって・・・
出典:YouTube
体に浴びせられた銃弾は100発に迫る
80発以上だった。
市民の安全を守るためとはいいえ、このようなことが許されても良いのだろうか?
タイクが暴れたのは虐待によるストレスのせいか?
この事件で問題視されたのが虐待。
タイクは15年もの間、このサーカス団で生活していた。
そして調教の実態が明らかに。
調教の際には、
言うことを聞くまでひたすら硬い棒で叩き続ける
というものだった。
自由を奪われた上にそれが実に15年も続いていたのだ。
この悲劇はこのことによる酷いストレスからきたものであったにでは?と推測されている。
動物達が観客を喜ばすために、どれだけ過酷なことを強いられているのか観客が知る由もない。
最近は、水族館のショーや動物園、そしてペットショップについても苦言を呈する報道を目にする。
人と動物のふれあいや動物について実際に見て知ってもらうためには、仕方のない手段だと思うところもあるが、冷静に考えると、動物の自由を奪っていることに変わりはない。
この先、人間と動物の関係はどうなって行くのだろうか。
事件現場
この事件の現場となったハワイ・ホノルルのニール・ブレイスデル・センターの場所がこちら。
暴走から結末までがニュースで放映された(動画)
サーカスから逃げ出し、大暴れしたタイク。
残念ながら射殺されてしまったが、その時の模様は、ニュースで放映。
動画があったが、あまりの衝撃にこちらのサイトへの掲載は控えさせていただいた。
どうしてもその時の映像をご覧になりたい方は、下のリンクよりご覧いただける。
閲覧注意!→サーカスから逃げ出した象の末路(動画)
ご紹介のサイトに当時のニュースの動画があったわけだが、静止画の状態でも見るに絶えない映像だった。
人間が危険にさらされているとはいえ、こんな結果はあってはならないことである。
最後に
このタイクは日本にも来日したことのある象だったという。
そして、この悲劇は後に2015年にスーザン・ランバート監督、ステファンムーア監督によりドキュメンタリー「サーカス象タイクの悲劇」として公開されている。
私は、動画の静止画像があまりの衝撃で、動画を観ることができなかったのだが、この現実を受け止めるためにも多くの人は観る必要があるのでは、と思う。
この悲劇をきっかけに、サーカス団の撲滅が叫ばれている。
しかし、この活動に対し、大金で人を雇い、反対運動を潰すという実態がある。
全てのサーカス団がこのように悪質ではないのだが、やはり、調教の際にはある程度の苦痛を動物達に与えていることには間違いないであろう。
このような悲劇が二度と怒らないよう祈るばかりだ。