佐藤直紀(作曲家)【プロフェッショナル仕事の流儀】経歴や学歴、劇伴作曲家とは?曲作りや苦悩と本音

プロフェッショナル

曲を作っては売り込みに行くという生活

映画やドラマ方面に売り込みを賭けてみますが15秒や30秒の短い曲しか

作っていない事からか、なかなか仕事をもれえなかったそう。

ある企業のプレゼンで『ここは君の音楽の発表の場ではない』

一喝されています。

こういったプレゼンの場で自分と自分の曲をアピールしたいという

気持ちが全面に出過ぎてしまい、もはやクライアントが要望する曲では

無くなっていたのでした。

そんな辛い思いをしながらも売り込みを続けた佐藤直紀さん。

遂に2003年、木村拓哉さんが主演だった『GOOD LACK!』

作曲依頼が。

『GOOD LACK!』のおかげであの大作映画の作曲依頼が!!

もちろん『GOOD LACK!』はヒットします。

そしてこれを観ていたプロデューサーにドラマ『海猿』の作曲を

依頼されます。

このドラマはヒットして、映画化になりましたよね。

このドラマの曲はとても迫力があり、ドラマチックであり

ダイナミックな曲でしたね。

こういった映画等に付ける曲の事を“劇伴作曲家”と言うそうです。

“劇伴作曲家”という仕事とは?

出典:http://blogc.fujitv.co.jp/

“劇伴(サウンドトラック・BGM)作曲家”とは

映画やテレビドラマなどに流れる曲を作る作曲家の事

また、テレビドラマの場合と、映画の場合では、少し作り方が

違うのだそう。

【映画の場合】

直に映画監督打ち合わせをするという。

映画監督からは「何分何秒の何フレーム目から音楽を入れて、

何フレーむで切ってほしい」等の細かい指示があるそう。

 

細かく音楽を映像に入れていくという難しい作業ではあるが、

この場合は映像を観る事が出来る為、音楽のイメージを掴み易い。

それとは対象的に、

【テレビ番組の場合】

撮影と同時に曲を作るそう。

この場合、曲を書く為のヒントになるのが、台本だそうですが、

台本も最後まで出来ている訳ではないので、曲作りが難しいという事です。

 

また、監督の言葉やこうしてほしいというメニューの文章からも

監督がどういう曲を求めているのかを捉え、曲を作る事が大切だそう。

監督から「こういう曲が欲しかった」という言葉をもらえることが

一番の喜びだそうです。

劇伴作曲家に必要な事

いろいろなテーマの作品の音楽を依頼されるにあたり、

劇伴作曲家が必ず備えていなければならない事、それは

どんな事にも対応出来る“引き出しの多さ”

出典:http://livedoor.blogimg.jp/

「ポピュラーソングのようなものは書けるけれど、

演歌っぽいのは無理」というような訳にはいかない

その為にも、いろんな音楽を聴き、いろんな景色を観たり、感じたり

そうする事によって、いかに多様性のある思考が出来るか、

日々、学習が必要でもある。

また、徹夜になり、睡眠時間が十分に摂れない状況も出て来る為、

体力勝負の仕事であると語っていらっしゃいます。

本音「曲を書いている最中は本当につらい」

出典:http://www.cinra.net/

音楽が楽しいと感じてた時代は大学生までだったそう。

仕事として音楽に向き合うという事と音楽がただ好きという理由で

向き合うのとでは大きく違って来ます。

 

仕事としていなかった頃は、自分の好きな曲を作れば良かったけれど

これが仕事となると、“こういう曲を作ってほしい”という要望に付け加え

“◯月◯日までに◯曲を作ってほしい”という条件が付いて来る事となります。

このような仕事が一度だけでなく、何ヶ月も続くのです。

それも1ヶ月に30曲、40曲の作曲依頼が当たり前の世界。

そうなると、いつもスラスラと何十曲も曲を作る事が出来る訳でもない。

でも、仕事である以上、締め切りがある。

“何が何でも今日中に1曲でも書いておかなければ、後が大変な事と

なってしまう、、、でも、曲が浮かばない、、、でも、今日中に

1曲だけでも書いておかなければ、、、”

日々、そんな事の繰り返しだそう。

私も含めて、自分が一番好きな事を天職として就ける人生というものは

幸せだと考えがちだと思いますが、それは自分が好きな事を好きなように

出来てこそであって、これが仕事となると、好きな事だけを

していれば良いという事ではなくなります。

“好きな事を天職にする”言う事は、“嫌な事も受け入れる“”という事

なのでしょうね。

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