名古屋港のママさん、 とね商店の刀禰昭子(とねしょうこ)が営む船食業と家族や経歴、船員に慕われる理由とは?

プロフェッショナル

“とね商店”が支持される理由は?

“とね商店”が船舶の食糧等のオーダーで絶対的な信頼を置く理由の一つに、“オ

ーダーには、必ず答えてくれる”というりゆうがあるそうです。

 

一日600隻もの船が寄港する名古屋港。

それだけいろいろな国の船舶が寄港するという事になります。

 

インド、パキスタン等・・・

 

そんな事もあり、聞いた事も見た事ない商品のオーダーを求められる事が多い

現状。

それでも刀禰昭子さんは断る事が嫌いという理由から諦めません。

何が何でも、オーダーされた商品を探し、要望に応えます。

 

そのような対応に、オーダーを依頼する外国の方達の信頼が厚くなり、人気の

商店となったのでしょう。

では

どうしてそこまでして要望に応えるのか?

“(オーダーを)断る事が嫌いだから”・・・

ただそれだけの理由でこの仕事を続けて来たのでしょうか?

 

その他にも刀禰昭子さんにはこんな想いがありました。

“海に出てしまうと、何ヶ月も港へ戻る事は出来ない。海に出てしまうと何もな

い。食べる物だからその要望に応えたい”と。

 

船食業の“とね商店”に嫁いで約50年。

刀禰昭子さんは22歳で“とね商店”のご主人とご結婚されました。

 

高度経済成長期になると、船食業の仕事を営む同業者は、これからの時代は

船食業の世界では食べていけないという事で辞めていきます。

それでもかた刀禰昭子さんはご主人様と二人諦めずに頑張り続けます。

 

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“船食業”を続ける理由とこだわり

刀禰昭子さんがこの“船食業”を辞めない本当の理由。

それは、“船が好きで、船員が好き”だからと言います。

“私の声でみんなが元気になってくれれば嬉しい”と。

 

船員のみなさんのオーダーに応える事、そして、ただ単語だけを並べた会話で

もみんなが元気になってくれる事を心から喜んでいる刀禰昭子さん。

そんな想いは外国の船員のみなさんにも伝わっているのでしょうね。

 

そして刀禰昭子さんには長年譲れない事があるそうです。

それは

“野菜と果物の鮮度にこだわりる”事。

 

野菜と果物に限っては、鮮度を保つため、少しでも新鮮な物を食べてほしいと

いう想いから、船に届ける直前に仕入れるそうです。

 

常に“真心”をもって接したい

オーダー通りに商品を届けるのは当たりまえ。

刀禰昭子さんはそこに相手の事を思う“真心”を常に忘れないそう。

 

何かを欲しいとオーダーを受ければ、ただ単にその商品を揃えるのではなく、

その商品をオーダーした背景まで考えるそう。

 

ある船員さんは母国のおみやげに“釣り針”をオーダー。

その商品はなかなか見つかりません。

 

ですが刀禰昭子さんは、この“釣り針”をオーダーした船員さんが家族の為にそ

の“釣り針”が欲しいと聞き、何が何でも探してあげたいと奔走。

どうにか見つけ出して、オーダーした本人へ直に届けました。

 

その時の船員さんの笑顔は本当に嬉しそうでした。

もちろんそれを届けた刀禰昭子さんも。

 

こうした“心遣い”=“真心”が他の船の船員さんに良い噂となり、わざわざ食料品

や商品を仕入れるのなら刀禰昭子さんから、“とね商店”から仕入れたいと思わせ

る事となったのでしょうね。

今後の“とね商店”、刀禰昭子さんの想いと願い

刀禰昭子さんは現在72歳(2016年現在)。

そんな年齢を感じさせないような仕事ぶり。

 

自ら商品を仕入れる為に飛び回り、ダンボールには入った商品を自ら運び届け、

常に現場の第一線で活躍されている刀禰昭子さん。

 

この船食業の“とね商店”をいつまで続けるのかという問いにこうお答えになら

れました。

“海がある限り、船員がある限り死ねない。

105歳になっても頑張っていきたい”と。

 

そして番組最後のコメントで

“誰にも負けない仕事に対する情熱をもってその道の仕事のプロでありたい”

そう語られました。

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