“ヨウムを飼って後悔する?”
なんて始めからいきなりでびっくりですよね💦
ヨウムって「賢い」「おしゃべりをする」「人になつく」と言われている人気な大型インコさん。
鳥さんが好きな方は、一度は家族にしたいと考えたのでは?
最近はテレビやYouTubeなどで人と会話をしたり、アレクサを自在に操ったりする様子をよく見かけるようになりました。
そんなこともあって、ヨウムを家族にしたいと思う人が多くなっているように感じる今日この頃。
しかし、実際に家族にするとどうなのでしょうか?
正直、買い始めると「想像以上に大変」と感じる人が少なくありません。
「ヨウムを飼って後悔する?」
そんな検索をする人が結構多いんですよね。
それだけ飼育(家族に)することには“覚悟が必要”ということだから。
この記事では、実際の飼育目線で、ヨウムとの生活を解説していきます。
ヨウムの飼育で後悔すると言われる理由
早速ですが、“ヨウムの飼育で後悔する”理由を上げていきたいと思います。
声が大きい
ヨウムは大型インコなので、もちろん声は大きくなります。
でも、ただ大きな声で鳴いているのではなく、それにはもちろん理由があります。
例えば
・何かに興奮した
・構ってほしい
・決まった時間になると鳴く(鳥の習性と思われる)
この他にあると考えられますが、我が家では上記の理由がほとんど。
“決まった時間”については、飼い主が放鳥する時間とかご飯の時間を決めていたとすると、その時間に鳴くという感じです。
余談ですが、大型のオウムは習性として朝と夜に雄叫びを上げるそうです。
実際に近隣の大型ペットショップにいたオオバタンさんは、夕方の同じような時間に行くと大きな声で雄叫びしていました...
我が家のヨウムさんは、そのようなことはないのですが、個体によっては雄叫びするかもしれません。
いずれにしてもご近所に迷惑をかけてしまいますので、大きな声で鳴かないとしても防音対策をすることはまず第一に考えることをおすすめします。
寿命が長い
鳥さんって、長寿だということをご存知ですか?
犬さんや猫さんは平均寿命が10数年に対して、鳥さんの場合は15年を超える種類がほとんどです。
大型の鳥類になると50年以上生きます。
では、ヨウムの平均寿命は何年でしょうか?
答えは
50年以上
これには正直びっくりしました。
今までセキセイインコさんや十姉妹さん、文鳥さんにオカメインコさんを家族にしてきましたが、オカメインコさんを除いて5年も生きていたか?という感じだったので、鳥さんの平均寿命は犬さんや猫さんと同じくらいだと思っていました。
ヨウムさんは世代を超えて家族として生活していく鳥さんという訳ですね。
決して「可愛いから」という理由だけで家族にすることは、考え直したいものです。
噛む力が強い
もしかすると、犬さんや猫さんに噛まれた時なんて比にならないかも。
意外と小さめの文鳥さんでも噛まれると出血することがあります。
では、ヨウムさんはどうかというと
噛まれる=怪我レベル!!
です。
噛まれた部分は、刃物で切られたのか!?と思ってしまうほどの切れ方で、結構な出血をします。
こればかりは、噛まれるとほぼ避けられないと思うので、覚悟が必要です。
ただ、そのような怪我をするような噛み方をされる時にはパターンがあるはずです。
それを見極めることによって、噛まれても怪我を最小限に抑えることができます。
今では、どんな状況になると噛まれる危険性があるかがわかるので、ここ数年は大きな怪我をすることはなくなりました。
大きな怪我をした場合、破傷風になる恐れがあるので、その場合は自己判断せずに、病院へ行くことをお勧めします。
精神的なケアが必要
特に大型のインコさんやオウムさんはとても寂しがりやが多いです。
俗に言う“ラブバード”(簡単に言うと手乗りになりやすく、人にべったり懐いたりする鳥さん)は、十分に構ってあげないと問題行動を起こしやすいです。
下記に我が家でわかりやすい症状を挙げてみました。
・毛引き
・攻撃的になる
・元気がなくなる
他にもありますが、この中でも一番恐れるのは言うまでもなく
“毛引き”
ですよね。
これはストレスであったり、寂しさから羽根を抜いてしまうと言うもの。
なかなかこの癖を治すことは難しいんです。
我が家のヨウムも少し毛引き癖がついています。
先ほど噛まれる時には何か理由があることを書きましたが、それと同じで毛引きしてしまうことには何か原因があるはずです。
もし、毛引きをしてしまっていたら、よく観察をして、何がきっかけなのか知ることで、悪化を防ぐことができるでしょう。
実際に飼って大変なところ
ヨウムは鳥さんなので、「ケージに入れて飼うから犬さんや猫さんのお世話よりも楽なんじゃないの?」と思っている方が多いのではないでしょうか。
実は、犬さんや猫さんをお世話するよりも意外と大変なのかも知れません。
毎日の放鳥時間
ヨウムは大型インコということで、それ相応の大きなケージを用意することとなります。
ですがもちろんその中で羽ばたいたり、思いっきり歩き回ったりすることは不可能。
ケージに入っている時間が長くなればなるほど、ストレスを抱えてしまいます。
この為、必ず一日最低でも一度は、部屋に放鳥してあげましょう。
実は、この放鳥が一番大変なのではないかと思います。
正直なところ、どうしても放鳥してあげる時間が取れないことが出てきます。
そんな時は、ケージ越しでも良いので、声をかけてあげるなど、コミュニケーションをとってあげましょう。
旅行に行きにくい
一泊二日程度なら可能かも知れませんが、長期になるのであれば、信頼のおける人や場所に預ける必要があります。
預けることのできる知り合いがいないのであれば、現在では、犬さんや猫さんのようにペットホテルが存在していますので、利用するという方法があります。
また、ペット同伴で宿泊できる施設もあるので、そういった施設のある場所へ旅行に行くのも良いのではないでしょうか。
部屋の掃除が大変
意外ですが、恐らく犬さんや猫さんが家族にいる家庭よりも掃除が大変になると思います。
鳥さんはケージで飼うということで、お世話を安易に考える方が多いのですが、まめな掃除が必要です。
その理由は、餌を飛ばしたり、紙があれば齧って大量のゴミを出します。
あと、鳥さんを家族にしたことのない人が知らないことですが、鳥さんから大量の細かい羽根や“白い粉”(脂粉)が出ます。
空気清浄機を使用していても、テーブルや家具が白くなるのです。(エアドックならマシかも?)
拭いても直ぐに白くなりますし、餌も頻繁に巻き散らかしますので、掃除が大変です。
まめな掃除が苦手な方には、少し辛いかも知れませんね。
感情がとても繊細
ヨウムのように知能の高い鳥さんは、ストレスを抱え込みやすい傾向にあります。
構ってもらえないと、自分の羽根を齧ったり、ケージの中に入れているおもちゃに八つ当たりをしたりなど、今の感情を表現します。
注意をすると、しゅん...と切ない表情も見せます。
そんなヨウムは、常に気にかけてあげることが大切です。
それができない人には、飼うことは難しいでしょう。
それでも後悔しなかった理由
ヨウムを家族にすると、鳴き声問題や掃除の大変さや放鳥時間の確保など、いろんな問題が出てきます。
それでもヨウムを家族にして良かったと思います。
その理由を挙げていきます。
深い信頼関係が築ける
愛情を注げば注ぐ程、愛情を言葉や仕草で表してくれます。
頭を掻いてほしい、と頭を手に押し付けてきたり、後をついて回ったり、肩に飛んできたりと、常に側から離れようとしなくなります。
これをされると、飼い主としては嬉しいとしか言いようがありません。
感情表現が豊か
“鳥は表情がない”という人が多いですが、それは全く違います。
嬉しい顔、悲しい顔、怒った顔など、いろんな表情を見せてくれます。
表情がコロコロと変わるので、見ているといろんな発見が多く、楽しい日々を過ごす事ができます。
知能の高さが面白い
人の会話をよく聞いており、頻繁に聴く言葉から覚えるようです。
自分の名前を比較的早く覚えるようですが、その他ですと例えば“おはよう”や“ご飯しよか?”など、ヨウム自身に話しかけた言葉を早く覚える傾向にあります。
また、複数のヨウム飼いの方が仰るのですが、機械音の真似をすることが多いです。
更に覚えた言葉をTPOに応じて使い分けたり、会話できたりと、とても面白く、楽しい鳥さんです。
ヨウムの飼育に向いている人
ヨウムを家族にすることに“向いている人”とは、どのような人なのでしょうか?
少し考えてみました。
毎日コミュニケーションがとれる人
いうまでもありませんが、ヨウムはとても知能が高く、繊細な鳥さんです。
時間の許す限り、話しかけたり放鳥してあげる時間や心の余裕のある人に向いています。
長期的に責任を持てる人
ヨウムは、犬さんや猫さんよりも遥かに長い寿命です。
一般的に寿命は50年と言われています。
最後まで責任を持って飼うことができないのであれば、飼うことを考え直した方が良いでしょう。
静かなペットを求めていない人
日々、“ペットと遊びたい!”“共に楽しく暮らしたい!”と思っている人に向いています。
個体差はありますが、真剣になれば言葉を覚えてくれます。
一緒に言葉のトレーニングをすることはとても楽しいことです。
感情交流を楽しめる人
ヨウムはとても表情豊かで、見ているだけで楽しい存在。
顔を見ているだけで感情が手に取るようにわかり、また、鳴く声のトーンも全く違います。
TPOに応じてため息をついたり、くしゃみや咳の真似をしたり、まるで人間のように振る舞うので、楽しい毎日を過ごす事ができます。
まとめ
正直な話、ヨウムを家族にすることは、本当に大変です。
しかし、それ以上の魅力があることも事実です。
事前に現実を理解した上で家族にすれば、非常に特熱な関係を築ける鳥さんです。