「ヨウムを飼うのに実際いくらかかるの?」
ヨウムを買う前に多くの人が気になるのが費用ですね。
ヨウムですが、我が家で家族にした10数年前よりも高額になっています。
その金額は...
軽く3倍以上の価格
になっていました...(2026年5月現在)
ヨウムは大型インコなので、高額なこともあり、飼育となると果たしてどれほどの初期費用が必要なのか、気になるところですね。
この記事では、ヨウム飼育に必要な費用を解説します。
ヨウム本体の価格
ヨウムは大型の鳥さんなので以前から高額でした。
しかし、現在は更に高騰しています。
それには理由があり、これまでのヨウムの乱獲により、ワシントン条約のサイテスⅠに指定された、という事が挙げられます。
10数年前の“鳥ブーム”の頃では、ヨウムの雛は10万円半ばから20万円前半で販売されていました。
因みに我が家のヨウムは22万円でした(生後3ヶ月未満)
この頃は、まだ海外のファームより輸入が頻繁にできていたのでこの価格。
国内生まれのヨウムの方が高かった時代です。
現在では、取引が厳しくなっており、最近ネットで雛の価格を見てみると、海外ブリードの雛2羽が
1羽70万円
で、販売されていました!
正直、びっくりです...
それでも1羽は販売済みでした。
今だったら、きっとヨウムを家族にすることを諦めていたでしょうね...
初期費用
気になるのが初期費用でしょう。
ヨウム以外で最低限必要となる物と金額をご紹介します。
初期費用の内訳
ヨウムの費用に飼育するためのケージなどを用意する必要があります。
・プラケース
・ケージ(※一人餌になってからでも大丈夫です)
・止まり木(※止まれるようにトレーニングする時期から必要。ケージに付属している場合がほとんどですが、太さに注意)
・おもちゃ
・えさ
・シリンダー
・保温器具
・空気清浄機
・おやすみカバー
必要最低限のものをあげてみました。
次にそれぞれの使用目的など説明します。
プラケース
意外に思うかもしれませんが、雛のうちは、カブトムシを飼育するときのようなプラケース、もしくは、水槽を雛の大きさに合うものを用意します。
挿餌の期間だけですので、プラケースで十分です。
床材
雛が足を痛めないために敷きます。
お掃除は、毎回全部変えてしまっても良いですが、汚くなった部分だけ捨てれば良いので、時間短縮できます。
ケージ
ケージは、一人で餌を食べることができるようになり、止まり木に止まる練習をする頃までに用意しても良いでしょう。
ケージの大きさがわからなければ、ヨウムを購入するところで聞いてみることが一番早いです。
また、ヨウムは噛む力が強いので、ケージの網が太いものを選んで下さい。
ネットで購入の場合は
鳥 ケージ オウム
で
検索してみてくださいね。
因みに我が家は
HOEI オウム 465
という商品を使用しています。
鳥さんを初めて家族にする方に追記ですが、お掃除を考慮して考えると、少し高価でケージ自体が重くなってしまいますが、“ステンレス製”のケージをお勧めします。(我が家はステンレスではありません...)
ステンレスの利点として
・汚れが落ちやすい
・錆びにくい
といった点があります。
ヨウムのケージではありませんが、現在、我が家でも他の鳥さんの“フンきり網”に使用しています。
実際に汚れが落ちやすいですし、何よりも“錆びない”という点で100点満点です。
金銭的に余裕があったり、ケージの重さは気にしないという方は、初めからステンレス製のケージをおススメします。
余談ですが、かかりつけの鳥専門のお医者さん曰く、“鳥さんにフンきり網は必要ない“とのことでした。
場合によっては、足を痛めてしまう恐れがある、とのことです。(網の間に足を絡めてしまうなどの危険性がある)
我が家では、ヨウムのケージにフンきり網はありません。(ただ単に付けない方がいいかな?と思って付けませんでした)
普通にケージに付いている物なので、必要なものだと思っていましたが、そうではないようです。
こちらに関しては、飼い主さん、当の本人さん(鳥さん)の様子などで判断してくださいね。
止まり木
ケージを購入すれば、もれなく付いています。
但し、注意してほしい事があります。
オウム用のケージでという指定で購入すれば、それを想定して太い止まり木が付属していると思いますが、ただ単に大きいサイズのケージを購入すると、細い止まり木が付属していると思います。
念の為、鳥さんにふさわしい太さの止まり木なのか、チェックしてください。
おもちゃ
ペットショップやオンラインショップで検索すれば多くのおもちゃが出てきます。
おもちゃは、ケージで過ごす際の暇つぶしや遊び道具となり、退屈な気持ちや寂しさを和らげる効果がありますので、ぜひ、ケージ内に設置してあげてください。
但し、多くの場合、一瞬で粉々になってしまいます...
おもちゃの出費が思いの外、多くなるも...(一つが1,000円近くなるものが多いです...)
出費を抑える方法として、時間に余裕があれば、お手製のおもちゃがオススメです。
但し、おもちゃに使用する物によって、事前に煮沸消毒する必要があります。
そんな手間もかわいい我が家のヨウムのことを思えば、作ることなんてなんてことはないですよね!?
ケージや放鳥の際に遊ぶ事のできるおもちゃを作ったりすることは、意外と楽しいものです。
えさ
餌に関しては、成長具合によって変わってきます。
・一人で餌を食べれるようになるまで
パウダー状の餌
・一人で餌を食べれるよになるまでの移行期間
パウダー状の餌+固形の餌(パウダー+ペレット)
・一人で餌を食べる
シード+ペレット
※必要に応じて、おやつ(シードや果物)や野菜を与えます
これに加えて、フルーツや野菜、おやつとしてフルーツやシード(種餌(ひまわりの種など))を与えることととなります。
シリンダー
雛用のパウダーフードに水を加えて液状にし、シリンダーに入れて与えます。
保温器具
保温器具は、寒い時期にはもちろん、挿餌をもらっている雛、また、羽根が十分に生え揃っていない場合は、必要になってきます。
また、温度を一定に保つために“サーモスタット”も併せて使用。
家族にする時の季節や鳥さんの成長度合いで購入で良いかと思います。(いずれ寒い時期には必要なのでこちらも購入しておいても良いと思います)
空気清浄機
意外と見落とされるのが空気清浄機です。
元々、空気清浄機を使用しているご家庭では必要のない物ですが、今まで空気清浄機のなかったご家庭は、必ず用意してください。
大型のインコは、“大量の白い粉”を生成(?)します。
その量は、尋常ではありません。
空気清浄機をつけているにも関わらず、家具などが白くなるのです...
それも、白い粉を拭いた後、“一瞬で”です。
とはいうものの、この白い粉、“脂粉”の出具合がヨウムの健康のバロメーターとなるので、脂粉が出なくなることは、よくない事です。
ですが、この脂粉は、人間の呼吸器に良い影響を与えないという事なので、空気清浄機は、必ず用意してください。
おやすみカバー
飼い主の帰宅が遅くなったにも関わらず、帰ってきたことに喜ぶヨウムは、もちろん呼び鳴きをします。
それが真夜中であった場合、ご近所迷惑になることは間違いなしです。
鳥さん専用の部屋があるのでしたら、電気を消していれば鳴かないと思いますが、そうでなくて、飼い主さんの部屋の中や近くヨウムさんがいたなら、呼び鳴きをされるので大変です。
そんな時や飼い主さんの帰宅が遅くなったけれど、まだ寝ることができない、という場合に役に立つのが“おやすみカバー”です。
ケージ全体を遮光性のカバーで覆うので、一瞬で鳴き声を止めることができます。
但し、ケージが下がわずかに空いているので、頭の良いヨウムはそこから覗いて呼び鳴きをしてくるので、ご注意を。
やはり、静かにしてもらうためには、鳥さんのいる部屋の電気を消してしまうことが一番です。
初期費用の総額
初期に必要なものご紹介しましたが、ここでは、それぞれのおおよその価格と総額を紹介します。(それぞれの価格は目安です。ご購入されるところや商品によって価格は変動します)
・プラケース(雛の大きさに応じて購入)
鈴木製作所 たのしい生き物飼育容器
プラケース飼育容器スーパー特大
2,980円
・床材(木材を削ったものが望ましい)
三晃商会 バードマット(5ℓ)
609円(税込)
・ケージ
HOEI 465オウム
34,418円(税込)
・えさ(ここでは雛用のパウダーフードを紹介)
ケイティ エグザクト フォーミュラー レギュラー 510g
2,860円(税込)
・シリンダー
スドー フードポンプ10
449円(税込)
・保温器具
アサヒ ペットヒーター 30W
7,040円(税込)
※アサヒ 電子サーモスタット(できれば併せて使用することをおすすめ)
7,964円(税込)
・空気清浄機(部屋の広さによって価格が違います)
SHARP プラズマクラスター7000 KC-T50-W(約13畳用)
24,550円(税込)
・おやすみカバー
HOEI タイプE 鳥ケージ用カバー(465インコ/465オカメ用)
2,980円(税込)
総額 83,850円(税込)
空気清浄機があるご家庭が多いので、差し引いても諸経費として約9万円弱かかるということですね。
これにヨウム本体価格をプラスすると...
とんでもない金額ですね。
毎月かかる費用
初期費用を見てきましたが、次は毎月かかる費用です。
・えさ
・おもちゃ
・ケージに敷く紙やシート
これらについても少しご紹介していきましょう。
えさ
固形の餌のペレットやシード、野菜や果物などがあります。
ペレットは、我が家ではヨウムと他1羽で約1,6kgと大型インコ用のシード3ℓを消費します。ヨウムだけのペレットとして900gでおよそ3,000円台。
シードも約3,000円なので、1ヶ月で約6,000円ほどかかります。
これに野菜や果物も必要になります。
おもちゃ
プラスチック製や木材などいろいろあります。
おすすめなのは、齧って壊すことのできる木材を使用したおもちゃ。
金額は千円未満から数千円のものまで色々とあります。
ヨウムのような大型インコになると、一度で粉々ということも。
あと、ステンレスでできたものやプラスチックでできたものを与えると、壊れにくいので、おもちゃが長持ちして経済的です。
ケージに敷く紙やシート
現在では新聞をとる家庭は少なくなっていると思いますが、新聞や広告で十分です。
ネットでも販売しています。
あと、ペットシーツを敷いても良いかもしれません。
上記のものが毎月必要なものとなります。
我が家では、ヨウムと中型インコで2羽いますが、1ヶ月で1万円弱かかっています。
餌が輸入であることやペレットの原材料や穀物の価格が高くなっていることも、毎月の費用が高くなってしまう理由です。
その他
すぐにはいらないけれど、用意しておくと良いもの。
・病院代
・動物保険
いつ体調が悪くなるかわかりませんので、いざという時のために病院代を貯金しておくと良いでしょう。
意外と鳥さんは小さいけれど、医療費は高いです。
また、最近では鳥類が加入できる保険もあるので検討しても良いと思います。(年齢制限や種類によって加入できない場合もあります)
まとめ
色々紹介してみましたが、ヨウムは大型インコということもあり飼育には、ある程度の経済的余裕が必要です。
しかし、事前に理解しておけば、計画的に無理なく準備できるのではないでしょうか。
みなさんも色々探してみたり、今回の内容を参考になさってくださいね。