2023年6月23日現在で、潜水艇タイタンは水圧により潰れ、搭乗者の生存は絶望とされています。
これ以降、報道に進展は内容で、同じ内容を繰り返す形に。
捜索は難航を極め、引き続き捜索は続いているようですが、新たな情報はありません。
タイタンが消息不明とされたのは現地時間の6月18日。
そして、タイタンが水圧によって潰されたのは、連絡が途絶えて間もないと推測されています。
実は、連絡が途絶えた僅か後には、何らかが海底で爆発したような形跡を探知していたと言います。
となると、連絡が途絶えてからの数日間の生存者がいることを祈って、動向を見守っていた私達の想いは、既に無駄であったということでしょうか。
そう考えると、とても辛くいたたまれない思いです。
まだこの件は解決していませんが、今回は
・潜水艇タイタンが連絡を絶ってから現在までの過程
・潜水艇タイタンはどのような状況に置かれていたのか
これらについて、時系列で追ってみたいと思います。
潜水艇タイタンが消息をたったのはいつでどこ?
改めて、潜水艇タイタンが、消息を絶った日や時刻、場所を見ていきます。
出典元:日テレNEWS
消息を絶った日時2023年6月18日早朝(現地日時)
搭乗者が発信していた情報から、早朝の4時ごろから潜水を始めた模様。
消息を絶ったと見られる場所
アメリカ北東部・マサチューセッツ州から東へ約1,500㎞の沖合(北大西洋)
後に発見された潜水艇タイタンの破損した一部は、沈没したタイタニック号の船首より約500m離れた場所で見つかったとされた。
潜水艇タイタンが消息を絶って今現在までを時系列で
潜水艇タイタン消息を絶ってから今現在までの状況を時系列にまとめました。
尚、日時は現地のものです。
6月16日
潜水艇タイタンを乗せた母船が、カナダのニューファンドランド島を出発。
ここから事故現場となった地点まで移動を開始。
6月18日
イギリスのBBCは19日、アメリカ・ボストンの沿岸警備隊の話として大西洋で小型潜水艇の行方が分からなくなり、捜索活動が行われていると報じる。
報じられたのは19日だが、潜水艇タイタンは、潜行を開始した18日の早朝間もなく、連絡が取れなくなっている。
6月19日
・アメリカ沿岸警備隊は、18日に小型潜水艇が消息不明と発表
・場所は、アメリカ北東部・マサチューセッツ州から東へ約1,500㎞沖合の大西洋上とした。
・搭乗者は、乗員1人、乗客4人の計5人と発表も、詳細不明。
・潜水艇は潜水を始めて約1時間45分後、連絡が途絶えた
・その時点で潜水艇の酸素残量は70時間から96時間分程度と推定。
・アメリカの沿岸警備隊は航空機2機、潜水艇、ソナーブイを使って捜索を開始。
・フランス政府が水深4,000mまで潜水できる偵察ロボット搭載の船を派遣。
・ツアー会社から「私たちは、潜水艇のクルーとその家族に全力を注いでいます」とコメントした。
6月20日
・CNNが入手したアメリカ政府の内部メモによるとソナーが30分おきに海中からモノを叩くような音を探知していたという。
このことから、「生存者がいることを示す継続機な希望だ」と記されていた。
・また同日、米沿岸警備隊は潜水艇に残っている酸素は「約40時間分」であると報道。
6月21日
・20日の捜索で、30分毎に“叩く音”が聞こえたと発表
・4時間後も水中音波探知機(ソナー)が同様の音に反応。この為、捜索範囲を広げた
・フランスから到着した深海作業が可能な水中探査機が到着し、稼働開始
・22日朝には、緊急用の酸素が尽きる予測を明らかに
この日、搭乗者5人の身元を発表
出典元:日テレNEWS
ストックトン・ラッシュさん(61歳)【潜水艇操縦者・ツアー運営会社CEO】
ハーディングさん(58歳)【イギリス富豪・冒険家】
グウードさん(48歳)【パキスタン実業家】
グウードさんの息子(19歳)
ナルジョレさん(77歳)【フランス探検家】
また、アメリカの沿岸警備隊は、「希望を持つ必要がある。しかし、その音が何かはわからない。ただ言えることは、我々は音の発生を捜索しているということだ」と、コメントした
6月22日
出典元:日テレNEWS
・現地メディアがアメリカ海軍高官の話として、タイタンが潜水を始めてから数時間後に、現場海域で爆発音のようなものが検知されていたと伝える。この時点で潜水艇は水圧に押しつぶされ大破していたか可能性。
・ツアーの運営会社は、「5人全員が亡くなったとみられる」とする声明を発表。
・カナダの無人探査機が「タイタニック号」からおよそ500メートル離れた地点で、潜水艇の後部など大きな破片を5つ発見。
・アメリカ沿岸警備隊は「破片は(潜水艇の)耐圧室が破壊されたことを示している」と発表
追記
追加情報がありましたので記載します。
6月23日
カナダの運輸安全委員会が調査を開始
6月25日
米沿岸警備隊は、捜索・救助活動を終了。原因を追求する調査委員会を立ち上げた
6月28日
潜水艇タイタンの破片をカナダ東部、ニューファンドランド島のセントジョンズ港に引き揚げ。
中には、遺体も確認される
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出典元:日テレNEWS 潜水艇タイタンの破片が遂に引き揚げ! 現地時間、6月18日早朝に起きた潜水艇タイタンの事故。 それから約10日。 タイタンの破片が引き揚げられました。 報道では5 ...
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今現在は潜水艇タイタンの捜索・救助活動は終了
潜水艇タイタンの物と思われる破片が見つかったと報道された日本時間6月23日以降、日本では、新たな情報は出てきていま戦でしたが、6月25日に捜索と救助活動を終了したと発表がありました。
今後は、事故の原因を究明していくとのことです。
今回の事故を教訓に、二度と同じ事故が起こらないことを願うばかりです。
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