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タイタニックで実在した人物/老夫婦イジードとアイダがボートに乗らなかった理由は?

映画「タイタニック」を観た方は多いことでしょう。

この映画には、様々な仕事や身分の人物が出てきます。

 

その中でも沈むタイタニック号の中で、手を取り合い、ベットの上で最後を遂げる老夫婦が印象に残っている人も多いのではないでしょうか?

 

この映画には実際に存在した人物も描かれているということだったのですが、実は、先ほどの老夫婦が実在の人物だったのです。

 

そこで今回は...

・老夫婦について

・老夫婦が救命ボートに乗らなかった理由

・老夫婦の本当の最期とは?

これらについて調べてみました。

 

タイタニックで実在の老夫婦は誰で名前は?

タイタニック号と共に最期を遂げた老夫婦

この夫婦についてご紹介しましょう。

 

2人の名前は...

・夫 イジード・ストラウス(当時67歳)

・妻 アイダ・ストラウス(当時63歳)

夫・イジードさんは、アメリカの百貨店「メイシーズ」の経営者でした。

イジードさんは、生まれたドイツからアメリカへ移住し、後にニューヨークでアイダさんと出会います。

 

1871年、イジードさん26歳、アイダさん22歳の時に結婚。

後に「メイシーズ」を買収。

 

1894年、民主党から下院議員に。

1872年には長男を授かり、2人は6人の子供を授かります。

 

タイタニックに乗る予定はなかった老夫婦

イジドーさんとアイダさんは南仏でバカンスの帰りにタイタニック号に乗船し、命を落としました

 

実は、タイタニック号に乗船したのは、いつも利用していたオリンピック号が遅れていた為、偶然乗り合わせたのでした。

 

2人はデッキにあるスァーストクラスのスイートルームに宿泊し、一緒にいたメイドも向かいの部屋へ宿泊しました。

 

事故の当日は、ディナーを共にした後、アッパーデッキで散歩をしていたと言います。

楽しかったバカンスの思い出を語りながら散歩していたのでしょうか。

 

しかしこの後、悲劇に見舞われてしまうのです。

 

タイタニック号が沈没...その時の老夫婦の真実の姿とは?

タイタニック号は、1912年4月14日の夜、北大西洋のニューファンドランド沖で氷山と接触

船が沈没することを知ったイジドーさんとアイダさんは、ライフジャケットを着用し、船のデッキに避難します。

 

避難するためにボートに乗り込む人々。

 

乗り込む順番は、ファーストクラスの乗客からでした。

その為、ファーストクラスの乗客であったイジドーさんとアイダさんは先にボートに誘導されます。

そこでイジドーさんは言ったのです。

「女性や子供達が全員無事に脱出するまで、乗ることはできません」

と。

そしてイジドーさんはボートに乗りませんでした。

 

航海士達に説得されても、イジドーさんはボートに乗ろうとしません。

 

この言葉を聞いたアイダさんはボートを降り、イジドーさんの元へ。

「私たちは40年間も素晴らしい人生を共に過ごし、6人の子供達にも恵まれた。あなたがボートに乗らないなら、私も乗らないわ」

そう言いました。

 

その後、アイダさんはメイドのエレンに羽織っていたミンクのコートを渡します。

「これはもういらないはわ。だからあなたに着てもらいたい。救命ボートに乗り、救出されるまでは体を暖かくしてくれると思うわ」

そう言って...

 

その後、突然の大波がイジドーさんとアイダさんを襲いました。

2人は、海に投げ出されてしまったのです。

その時のイジドーさんとアイダさんは、しっかりと抱き合っていたと言います。

 

このタイタニック号の沈没では、2,224名の乗客のうち、1,500名以上が亡くなってしまいました。

映画では、ベットの上で亡くなったように描かれていますが、真実の姿は、自身の命を引き換えに乗客の命を救い、デッキの上で大波に拐われ、命を落としたのでした。

 

タイタニック沈没事故のその後

タイタニック沈没事故の後、イジドーさんの遺体が海底で見つかります。

しかし、残念ながらアイダさんの遺体は見つかりませんでした。

 

2人揃って見つからなかったことは、とても悲しく、残念なことです。

 

ですが、そんな悲しい状況の中、イジドーさんのズボンのポケットからあるものが見つかります。

 

それは...

“IS”と刻まれたゴールドのロケットペンダント

でした。

 

中には、長男のジェシーさんと長女のサラさんの写真が入っていたと言います。

このペンダントは、家宝として代々受け継がれているそうです。

 

1912年5月12日にカーネギーホールで追悼式が執り行われました。

参列者は約6,000人いたと言います・

 

そして2人はニューヨークのブロンクスにあるウッドローン墓地に埋葬されました。

 

そこには

“Many waters cannot quench love, neither can the floods drown it”

と刻まれた記念碑が建てられました。

 

日本語に訳すと

“水がいくらあっても恋の炎は消せない。浸水で押し流すこともできない”

という言葉。

 

イジドーさんとアイダさんの深い愛の絆を表すに相応しい言葉ではないでしょうか。

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